2025~2026年度
確かな一歩で 未来を拓く We Serve!
本年度は、「目の前の一つひとつの活動を大切にし、その積み重ねで未来を切り拓いていこう」という想いを胸に、奉仕活動の原点をあらためて見つめ直し、地域社会とともに誠実かつ着実に取り組んでまいります。
私が東京三鷹ライオンズクラブに入会したのは2018年。気がつけば、早いもので7年が経ちました。この間、委員長や幹事など、クラブ内でさまざまな役職を経験し、多くの学びと気づきを得ることができました。
とりわけ印象深いのは、コロナ禍という未曾有の状況下において、制限が多い中でも何とか活動を継続しようと皆で知恵を出し合い、工夫を凝らして奉仕を続けてきた日々です。
この経験から学んだことは、困難なときこそ、メンバー全員の声に耳を傾け、一人ひとりの想いを尊重することの大切さでした。そして、力を合わせることで新たな可能性が生まれることも実感しました。リーダーとはメンバーの力を引き出し、ともに確かな一歩を踏み出す存在なのだと気づかされたのです。
振り返ってみると、これこそが「We Serve —— われわれは奉仕する」というライオンズクラブの理念の本質なのではないでしょうか。一人ではなく「われわれ」が、指示されるのではなく自ら「奉仕する」。今まさに、この理念がより一層深い意味を持つ時代となっています。
そのために、本年度は以下の三つの基本方針を柱とし、全メンバーが主役となって、確かな一歩を踏み出せる環境づくりに取り組みます。
基本方針1:一人ひとりの確かな一歩を支える信頼構築
奉仕活動の原動力は、メンバー一人ひとりの主体的な行動にあります。その一歩を後押しできるよう、「傾聴」と「対話」を重視し、風通しのよい組織風土の醸成に努めます。また、地域団体や学校との連携を通じて「顔の見える関係性」を築き、クラブの40年以上の歴史や誇りを共有することで、若い世代や新たな仲間にも活動の意義が伝わるよう努めてまいります。
基本方針2:DXを基調とする持続可能な組織基盤の構築
奉仕活動を継続するためには、クラブの運営体制が持続可能であることが不可欠です。そのため、委員会の横断的な連携を試み、メンバーの経験と専門性を活かせる柔軟な体制づくりに挑戦します。さらに、DX(デジタルトランスフォーメーション)ツールの活用を進め、情報共有の効率化と見える化を図ります。加えて、SNSや広報誌など多様な広報手段を通じて外部へのアプローチを強化し、次代を担う仲間との出会いと育成の場を拡充していきます。
基本方針3:社会的価値の創造で地域の未来を拓く
ライオンズクラブの奉仕活動は、単なる善意ではなく、地域に確かな価値をもたらすものでなければなりません。環境保全、地域福祉、青少年育成といった事業を持続可能なものとするため、地域の声に耳を傾けながら、変化する社会に即した新たな取り組みも模索していきます。小さな一歩でも、それを地道に積み重ねていけば、やがて地域の未来を照らす力になる——そんな確信をもって、活動を進めます。
本年度は、メンバー一人ひとりが踏み出す「確かな一歩」を、互いに支え合い、喜び合えるクラブにしていきたいと思います。その積み重ねが、やがて大きな道となり、地域の未来へとつながっていく。その歩みを、共に分かち合いながら進んでいける一年にしていきたいと考えます。
失敗を恐れず、しかし着実に。
メンバー同士が支え合い、励まし合いながら、一歩を踏み出せる——そんな環境づくりに取り組んでまいります。
ともに未来を拓く仲間として、一年間どうぞよろしくお願い申し上げます。
ライオンズクラブは、地域社会と世界のニーズに対応します。
206の国および地域にあるライオンズクラブのボランティア組織に属する135万人の会員は多くの点でそれぞれに違いがありますが、「コミュニティとは自分たちが作るもの」という信念は会員すべてが共有する中核的な信念です。
ライオンズクラブが集結すると、大きな問題も小さくなります。地域社会もよりよくなります。それは、私たちが地域社会でも世界でも比類ない誠実さとエネルギーで、支援を必要としているところに手を差し伸べているからです。
45,000のクラブと135万人の会員でライオンズは世界最大の奉仕クラブ組織になっています。
ライオンズクラブ国際協会の国際本部とLCIFはどちらもアメリカ・イリノイ州オークブルックに所在しています。
そしてわたしたち「東京三鷹ライオンズクラブ」は三鷹市を拠点に、よりよい生活環境の整備や人と人とのつながりを大切にし、地域社会への奉仕と貢献を目指し活動しています。
JR三鷹駅前の「ケヤキの木」の植樹や「時計台」の設置、地域社会の美化や奉仕活動を行っています。